【サイリウムなし米粉パン】お菓子用米粉 vs パン用米粉の違いを比較してみた


サイリウムなしで米粉パン焼きたいな〜

お菓子用米粉と、パン用米粉で、食感はどうかわるの?

そんな疑問にお答え!パン用米粉と、お菓子用米粉でパンの焼き比べしてみたよー!
サイリウムなしで米粉パンは作れる?
→作れますよー!
サイリウムの代用品としては、
おからパウダーやチアシード、ヨーグルトやこんにゃく粉・・・
その中でも、今回は日本人の冷蔵庫にはいってる率が高い?!豆腐をつかってサイリウムの代用品にしてみました!
結論、サイリウムなしでも米粉パンは作れます。

ただし、食感は小麦パンとは確実に変わってきます。
材料が違う、粉がちがうから当たり前なんだけど・・・
「パン」という名前がついたら
=小麦粉パンの食感に違いない
そう思う方がおおいのが現実。

うどんと、蕎麦も同じ麺類だけど
味、食感、風味。全部ちがいますよね?
小麦パンに「近づける」ことはできるけど、小麦パンと完全に一致した食感にはなりません。
だからこそ、米粉パン作りをするなら
材料や、焼き方、発酵方法など工夫していくことが大事ですね。^^
豆腐入り米粉パンを作ってみた!【実験スタート】
豆腐の水切りなしでスタート
米粉パンに豆腐をいれる、というレシピはよくありますね。
中でも「水切り不要」とうたっているレシピは多いです。
そこで水切りはせずにやってみます!
ざるで豆腐はこしておきました。

お菓子用米粉と、パン用米粉。

おしつけるようにして、混ぜていきました。
まずは、お菓子用米粉。
水がどんどんしみでてる・・・!

続いて、パン用米粉。

お菓子用米粉よりはまし!
水分の滲みでかたが、お菓子用米粉よりも穏やかです。
(でも、混ぜるほどに水分がでる!!!)

右側のたて2つ・・・パン用米粉
左側のたて2つ・・・お菓子用米粉
仕込み水ゼロの、豆腐100%の水分量でつくりました。
発酵したら・・・



パンに1個ほど穴があいてきました。


サイリウムのように「凸凹してくる」パン生地表面にはならず、のっぺり。
追加で5分発酵・・・
これが、いけなかった!
たった5分でここまで亀裂がはいってしまいました。
お菓子用米粉バージョン。
↓

パン用米粉バージョン。
↓

お菓子用米粉のほうが、やはりゆるいです。
どんどん横広がりしていきます!
しかもーー!!
ラップひっついたやん!笑

ぺりっと・・

サイリウムがはいっていない米粉パンのなま生地は、たいていこのように「発酵中にラップ引っ付く現象」が起きます。
おきるだろうな〜〜と思いながら、
実験なのでとりあえずラップしてみたんです。
で、やっぱりくっつくよね笑!
失敗の理由

追加の5分発酵が完全にだめでしたね。
サイリウムが入った米粉パンは、
このように「表面が凸凹してくる」「表面に穴が空いてくる」発酵のサインがあります。
↓サイリウムあり米粉パンの発酵のようす

が、今回はサイリウムなし。
表面をつるっとおおってくれるような
米粉パンとしての膜のようなものはゼロ。

水分量もおおい「水切りしてない豆腐を使用」したこともあり、ラップに見事に生地がひっつくというわけですね。

こーゆうときは、チーズのせて焼けばいいよ!



右側のたて2つ・・・パン用米粉
左側のたて2つ・・・お菓子用米粉
ひび割れがすごいですね。
発酵をおさえればもう少し
ひびも、横広がり気味なパンの形もましになったはずですね。

豆腐の水切りなしでチャレンジすることによって、
「パン生地にした時に水っぽい」
「発酵中に、水がしみでて横広がりになってしまう」
原因になります。
と、いうことで
豆腐を水切りして再チャレンジです!
お菓子用米粉↓

パン用米粉↓

うんうん、水分量いいかんじ。
水が滲み出ていませんね!

押し込んで混ぜても、余分な水分がでない。


発酵する前にさわってみる。
お菓子用米粉の方が、表面がやわらかい、水っぽい。
パン用米粉とお菓子用米粉、どっちが美味しい?

豆腐は水切りし挑戦、
ラップはせずに発酵。

もし冬とか乾燥しちゃうシーズンなら
霧吹きをたまにしてあげるといいよ。
同じ材料・同じ焼き方で比較



発酵おわりはこれくらいで。

多少ひびが周りに入るけど、
豆腐100%、そしてグルテン膜のない米粉パンなので
これで限界です。

オーブン予熱中は、しょうがないので
ラップを・・・
ラップに生地がつかないように、
ややドーム型にしてラップ。笑
それぞれの焼き上がりの違いをチェック!

黄色く色が変わりました〜〜!
お菓子用と、パン用米粉で
だいぶ焼き上がりの「高さ」が変わりましたね。
実験の結果:おいしく焼けたのはどっち?

・サイリウムなし
・水分は豆腐100
というパン実験比較!
パン用米粉が万人受けする食感です。
お菓子用米粉は食感が柔らかめで「ぎゅっ」
お菓子用米粉は、パン用米粉とちがって横広がりになったことで、
やや高さのない「ぎゅっとしたパン」のイメージです。

結論:パン用米粉がおすすめです!

今回のコツ
- 豆腐は水切りしておいた方が、余分な水分がどんどん工程中にしみでることがない。
- ラップは、発酵中つけないほうがいい。生地にまとわりついてしまう。
- パン用米粉のほうが、高さが出るパンに=お菓子用の米粉よりもぎゅっとしにくい
ちなみに、豆腐100%でつくるなら、私は「フライパンでベーキングパウダーで焼く」ほうがお手軽だし、パンケーキみたいな食感で好きです!
参考にこちらのブログも読んでみてね。
