※随時、質問回答を更新しています
米粉パン、倍量で焼くコツ
基本の丸パン米粉パンレッスンは、お試しということもあり、150gの米粉量でした。
倍量は300gですね。
300ぐらいでしたら、同じ混ぜ「3分」ずつでOKです。
1つ1つのパンのサイズも、手のひらより小さい今回のサイズくらいでしたら180℃15分(東芝の石窯ドーム、電子オーブンの場合)ほどでOKです!
ただ、500g・・・とかになってくると、そもそも混ぜるのが大変です(笑)。
そして成形にも時間がかかる。
時間がかかる=米粉の一番の敵、乾燥が気になります。
多い量の場合は、フライパンなどでど~ん、と作ることをお勧めします。
とはいえ、倍量でつくりたい…!
という時は、こちらの記事を参考にされてくださいね。

米粉パンの混ぜ方


道具の「冷たさ」の問題もありますね。
使用してるボウルが、上記の写真のようなボウル素材だと、
秋~冬は冷たいです!
なのでせっかくぬるま湯で、米粉パンを作り出しても、ボウルの「冷え」で生地がつめたく発酵がすすまない原因にも・・・!
対処法としては、以下2点。
- ボウルはタッパーのような素材感のものを使う
- ボウルをあらかじめ温めておく(米粉パンを作る前に温かい場所、電子レンジのなかにいれてボウルを常温にもどしておくなど)
混ぜ1について(水まで)
発酵をスムーズにすすめるためです。
発酵は、あたたかい場所だとより膨らんでくれます!
チンしたあとは、なるべく早く使うようにしてくださいね。
チンしすぎたときは、必ず指で温度をたしかめて。
イースト死滅は60度~ですが、40度超えもパン発酵にはあんまりよくない温度。
逆に冬だとチンしても、水をいれていた容器が冷たければ
チンした水もあまり温度あがってない可能性があります。
パンにちょうど良い「ぬるめ」は・・・
体温から+2~3℃くらい、熱めは体温から+5~6℃らしい!
例えば体温36℃の人は、
38℃~39℃くらいが「ぬるいな~」と感じる温度、
という事です。
生地が固く、焼く前からすでに「餅化」が予想されるパンになります。

こちら、焼く前ですが既に堅そうです。

しっかりレシピ通り、
混ぜ1~3をやりましょう!
スピード感も、必ず私と同じ速度で行いましょう。
混ぜ2について(油いり)
「ボウルの内側をこそぎとるように」
大きく混ぜるのがポイント!
でないと、生地のまわり(ボウルのすぐ内側)に
油が分離してきれいに混ざりません。
混ぜ3について(サイリウムいり)

色んな要因が考えられる(以下3つの原因もありえる)のですが、
「混ぜが足りていない」ことがメインかと!
絵本パンコースの作り方でいう、
混ぜ①混ぜ②・・・
こちらが共にやや不十分だったのではないか?
生地がまとまってきていて、
チョンチョンと触っても指につくかつかないか、まで混ぜる
混ぜ2が終わった段階で↑この状態になっているか確認してみてください。
こちらにも同じ内容記載しています。
副材料を混ぜる場合
- コーンスターチ
- 大豆粉
- ライススターチ
などをいれると「歯切れ」よくなり
ふんわり米粉パンになりやすいです。
入れる場合は、100gの粉量(米粉)であれば、
90gは米粉、コーンスターチ10g、合計100gにする・・・などして
米粉に対して5~10%くらいからスタートしていきましょう!
また発酵の見極めがきちんとできていれば、
副材料にたよらずとも

ふんわり米粉パンに焼けますよ!
発酵の見極めはこちら↓

どのタイミングですか?
チョコチップなどは、サイリウムいれ3分混ぜ終わったタイミングです。チョコまぜてから、成形ですね。でもその場合、チョコが生地を貫通して、イーストによって出されるガスが抜けていってしまう(生地がしぼむ)リスクがあります。

↑貫通することにより、ガスが抜けて
餅っぽい米粉パンに仕上がってしまうリスク!
そこで解決策としては、
①生地を平たく手のひら大に広げる
②チョコチップをちらす
③三分の一におりたたむ
④折りたたんだ白い部分にチョコチップ追加
⑤反対側から三分の一におりたたむ
⑥また白い部分にチョコ追加
⑦チョコが見えないようにつつんでいく
⑧丸めたら、中にチョコがすべて入った状態
→こうすることで、チョコが中に入り込んで「チョコが生地を貫通して、イーストによって出されるガスが抜けていってしまう」ことを阻止できますね。
焼いた後も高さがででフンワリ仕上がります。
ベンチタイムについて
成形について

あとまるめるときつよめにまるめる(?)のは空気が入らないためっていうことですが、それはやっぱり乾燥するからですか?
丸めの1分は、あくまで目安です♪
目標は「凸凹する表面をつるつるにする」ことなので、
絶対1分!っていうわけではないですよ♪
上手にまるめれたら1分かかりません!
空気が入らないためといのは、空気がはいるとおっしゃるようにその空気に触れた部分から乾燥がすすむためです。
丸めは
①空気が入らないようにほんの少し力をこめて
②凸凹の表面をならしてつるぴかに!
③目安としては1分くらいかな、
というかんじです!
米粉パンの発酵
濡れ布巾は、ぬれているとはいえ「布巾」で布なので通気性がよすぎます!特に秋冬は濡らしていてもすぐに布が乾燥してしまい、結果パン生地も乾燥してしまう・・・。
蓋がないのであれば、フライパンよりも直径が大きい鍋をひっくり返し、フタの代わりにしてみましょう!

結果的に、この通り!きれいに焼きあがります!
ミキプルーン入りの米粉パンなので、色が濃いです↓
キメが荒いのは、発酵が長かったためですね。
- キメがつまってる→発酵不足、または混ぜ不足
- キメが荒い→発酵しすぎ
基本、この2つで覚えておきましょう!
米粉パンが「餅化」してしまう現象は、
水分量がおおかった
発酵が足りない
など、さまざまな要因が考えられますが、
今回お話を伺った件では「米粉の餅化は過発酵が原因」であることがわかりました!
生徒さんのおはなしでは「発酵をこの穴がクレーター状態までやった」とのこと・・・
条件としては、「発酵はキッチン(暖房あり22℃/湿度57%)で25分」ということだったので、一見問題なさそうに聞こえる。
けれど・・・
パンの表面がこんな状態だったと!↓
穴がよこにざ~っと広がる感じです。
これは、過発酵!発酵しすぎです。
米粉パンは、穴=点、のような大きさがちょうどよい発酵終了なのです!
このような点のような穴が、数か所みえてくる。
「過発酵での餅化が失敗の原因ですかね!」とアドバイスしたところ、

大成功~!!
冬が近づいてくると、常温(暖房切った部屋)で45分も発酵がかかったとのことでした。急いでいる場合は、レンジ発酵機能をつかってもいいかもしれませんね。
まとめます。

米粉パンが餅になってしまう原因と、対処方法はこちらの記事も参考してしてみてくださいね♪
↓

米粉パンの焼成

焼く前
焼く前の生地がペタンとなってしまうのはなにか理由はありますか??
べちゃっと、というのは成形した瞬間のときよりも、発酵後、焼く前は高さが減ったということですね。
米粉パンは、小麦と違って加水量がおおいので、
どうしても重さでかさがへってしまいます。
なので多少の広がりはぜんぜん
失敗とかではないですよ!
焼いた後
固い素材のへらではなく、ゴムベラでひっくり返ししてみてください!ゴムがしなるので、あとがつきにくいですよ!

弱火すぎて焼き色がつかなかった様子だったので、
弱火ももう一段階「おおきめ」弱火にかえてもらい、
ゴムベラでひっくり返してこの通り!
きれいに焼きあがりましたね!
そうそう、ねちっとひっつきますよね。
小さなお餅ができるような感覚。
これは米粉パンあるあるで仕方ないことなのですが、
おっしゃるように冷めてからだと少しは切りやすくなります。
米粉パンを切りやすくする方法
- 6時間くらい~一晩おく
- 包丁をかえる
- 表面がきりにくいなら、上下ひっくり返して試してみる(表と裏で熱の入り方が違うので、案外裏側を上にして包丁をいれるときりやすいことがある)
包丁は、「ビクトリノックス パーリングナイフ 」が米粉パンでは切りやすい、
と言われています。
まだ私も買ってないんですけど、
小麦パンのクープ入れにも好評みたいだし、小型だし割と安いし、ほしい1品です!
餅になる原因第一位は、混ぜが足りないときです!
混ぜ1が終わったときに、
生地をすくいおとしてみる。
生地が数秒でスーッと消えたら成功です!
あとは発酵不足も、もちろんありますね。

目立つ穴はこの写真のように、5つほどぼ~んっとあるのが理想です!
このタイミングで焼きましょう!
米粉パンの保存方法
>>>動画でチェック