【こんにゃくマンナン】湯種でふっくら!米粉パンふわふわに焼くコツ♪

米粉パン教室のよっちゃん先生です!
今回は、サイリウムを使いたくない!
サイリウムの代用品として、こんにゃく粉を使用する米粉パンを紹介します。
前回のブログ記事とちがって、
今回は湯種をつかった米粉パンです^^
▼湯種をつかわず、シンプルなこんにゃく粉の米粉パン

【サイリウムなし】湯種にするメリット

湯種(ゆだね)を米粉パンに入れることで得られるメリットは、
主に食感・水分量・発酵の安定性の効果です!
湯種のメリット
- もちもちした食感になる
- 時間が経ってもふんわりしやすい
- 乾燥しにくく、しっとり感が長持ちする
- 焼き上がりにツヤが出ることがある
- 米粉生地のまとまりが良くなる
- 発酵中にダレにくく、成形しやすい
- 甘みや風味が引き立つ
要は、ボリューム感がアップするってこと!

米粉パンは小麦パンみたいに膨らまないからこそ、ボリューム感がUPするのは嬉しいよね!
こんにゃく粉で作りましたが、もっとボリュームが出せないかな?
ということで、湯種をつくってみることにしました!
湯種のつくりかた
湯種の作り方は人により様々です。
- お鍋でつくる
- 電子レンジでつくる
- 米粉に熱湯を注いで作る
私は簡単に電子レンジでつくります!

オンラインレッスンでは毎回、洗い物や工程が少ないように楽に作ってます♪
湯種づくりからスタート

電子レンジでチンしたようす。

素早く混ぜていきます!
固まっている部分(餅)と、水分をささっと合わせていくと・・・
だまがなくなってきれいになります。

パン生地につかう水を
すこ〜〜〜しずつ注いで
シャバシャバの水に近づけていきます。

水を少しずついれていくたびに、混ぜる!
一気に水をいれるよりも
- 少しずつ水をいれて
- 混ぜる
- 少しずつ水をいれて
- 混ぜる
を繰り返すとダマがなく綺麗になりますよ。
そこに油をいれて


粉類の登場。
今回は大豆粉も追加しました。

湯種をシャバシャバにした水分を、
一気に注ぎます。
ここから混ぜのスタートです!

こんにゃくマンナンの力で
どんどん固まってきます!

粘度がすごい〜〜!!

ねちょ〜〜〜っとへらにくっつきます。
こんにゃくならではの粘度ですね!
▼今回使用した、清水化学株式会社のマンナン。


指でチェックしてみます。
場所によって指にくっつく
米粉パン生地の部分と・・・

指にくっつかない
米粉パン生地の部分がありますね。

できあがるパン生地の目安
- 指で押したらあとが残る
- 指が簡単にしずむ
- 指に潤いが吸い付く感じ
- 指にべたつきすぎない
- 場所によっては生地が指に全くつかないところも

たっぷりの水分量だけど、成形はできるレベルの硬さが重要!
生地が一塊になります。
私は手が冷たいので溶けていく感じはでないですが
真夏や、手が温かい人は扱いづらい生地です。

手にすこ〜し水をつけて生地にさわったり、
油を手につければ扱いやすくなります。
成形していきます。
素早くしないと、どんどん指や手に生地がべたつきます。
手早く!!早く丸めます。



表面の「つるん」感に変化あり。
- 手に水(または油)つけ成形・・・つるんと綺麗な表面に
- 手に水(または油)つけず成形・・・やや凸凹感あり
発酵後のようす

40℃で13分発酵させました。
(春先で室温21℃ほど)
春先は発酵が早いですね。

表面にちょこちょこ穴があいてきます。
サイリウムをいれた米粉パンの発酵と似ていますね!


ただサイリウム入りの米粉パンと比べて、発酵させると穴や気泡の量が多いかも!こんにゃく粉いり米粉パンの特徴です!

ラップして予熱完了を待ちます〜!
220℃でこんがりやいてみます。
焼く直前のようす

だいぶ気泡や穴が増えましたね!

ここで、一点注意点が!
ラップを剥がす時は、慎重に!
サイリウム入りの米粉パン生地とちがって
表面がゆるい、べたついているのでラップと一緒に表面が剥がれてしまいますよ。

そ〜っと剥がさなきゃね・・
指で突いても、ほら!
こんなに生地が柔らかい。

せっかく丸めた表面生地が
割れてしまいます。
【サイリウムなし】湯種の米粉パン焼けました!

220℃、さすがちょっと焼き目がつきます。
油ぬりもしたので、ミイラ化もなしですね!
ミイラ化したらこうなる笑


今回、湯種いりのこんにゃくパウダー米粉パン。
湯種をいれたことによって、
やはりボリューム、丸み、高さのキープ力がすごかったです!
成形した時の丸の形のまんま、残った〜!

ややひび割れるのは、
成形にかける時間を延長すると改善します。

手前のパン、油をおおめに塗ったものです。
これはダメな例として覚えておいてください。

油塗りする時は、しっかり刷毛の油をきってからぬらないと、このように油がパン生地下側にしみ出るよ〜!

こんがりコロコロ可愛いです^^

サイリウム入り米粉パンとの食感違い

こんにゃくが入っていることもあって、
ややお芋感があります。

こんにゃく粉入りの米粉パン
- 食感はもっちりふんわり弾力が強い
- 味がややお芋っぽいと感じることも
- 豆腐100%米粉パンに比べたらパン生地により近い
以前、サイリウムなしの米粉パンとして
豆腐の米粉パンをつくりましたが
こんにゃくパウダー入りの米粉パンの方が、
まだ見た目(ボリューム感、高さ)や食感は小麦パンに近いですね。


サイリウムは植物100%の食べ物。
アレルギーの方は割合としては少ないとされていますが、
「サイリウムを使わずに米粉パンを焼きたい」という方も多いですね。
こんにゃくパウダーは、
- 時間が経ってもふんわりしやすい
- 乾燥しにくく、しっとり感が長持ちする
- 米粉生地のまとまりが良くなる
- 発酵中にダレにくく、成形しやすい
など、メリットたくさんの材料になります。
ぜひ「サイリウム不使用米粉パン」の選択肢につかってみてね!
サイリウム不使用について・・・

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