米粉パン【材料別】Q&A


米粉パンに使う材料
ナイス質問!
まず大豆粉をいれる意味。
大豆粉をいれるのは、
米粉パン独特の「もっちり」をやわらげる
=小麦パンの歯切れの良さを表現したいのでいれたい、
という私の意図があります。
大豆粉は「きなこ」ではないので、
スーパーでも「大豆粉」と販売されているものです。
そしておからパウダーですが、
見た目は大豆粉に色合いや風味が似ているようにみえますが、パンに入れる時の効果がかわってきます。
おからパウダーは米粉パンでいえば「サイリウム」
の代用品として使われることがおおいですね。
つまり水をすう食材としての位置付け。
(もちろん栄養価をたかめたいという意図のレシピもあります)
なので食パンにいれると
まるでサイリウムをいれたときのように
生地の水分をすいとり、
食パンとしてやいたときにぼそっとした食感になりますね。
おからが水をすってしまうぶん、水分をけっこうたすことになります。
今回の大豆粉は「小麦パンらしさ」
をだすために使用したいという目的です。
なので結論をいうとオカラパウダーで代用はきかない。ということになります。
オカラパウダーでアレンジする場合は、
まずは基本の食パン(みみまでやわらかい〜のやつ)を作れるようになってからアレンジしていきましょう!^^
結論からいえば置き換えok!
ただし水分がかわるよ、というイメージです。
- かぼちゃパウダー
- いちごパウダー
- 抹茶パウダー パウダーやフレーク
パウダーやフレークの種類によって 水分量が変わりますから
かぼちゃフレークのパンの水分量でやるとアレ?
固い?またはゆるい?という事が起こります!
目指す生地感は
共通していますから
米粉または水で固さを整えますよ!
あとは求める濃さがみんなちがいますね。
濃厚なチョコ感がほしいなら
100均にある量のココアパウダーなら足りないし、
いちごパウダーもしかり。
好きな甘さなら ココアだけじゃ
限界あるしいれすぎたら苦いから
チョコチップ➕ココアパウダーとか足し算していくといいですね^_^
そうですねコーンスターチをいれるのは
粉に対して10%くらいまででしたら
入れても大丈夫だと思います!
おっしゃるように歯切れがよくなります。
あとは「ライススターチ」「大豆粉」も歯切れがよくなります。
ライススターチは米からとった「でんぷん」です。
ただライススターチは
普段パン以外に何につかおうって感じなので・・・。
コーンスターチならお菓子にもつかえるし、いいですね!
乳感をだす目的、
風味をつける事が目的なら
粉量にたいして5%以上は欲しい所ですね。
(焼き色が目的なら3%くらいでもいいかも!)
スキムミルクは乾燥しているため
水分量は増やすようになるになるかと思います。
まずは米粉量にたいして5%スキムミルクをたし、
米粉は5%そのぶんへらす。
水分はスキムミルクの半分量の水をまずたしてみてください。
サイリウムをいれて生地がかたければ
ミストスプレーやティースプーンの少量で調整、
ゆるければ、米粉をたすで調整ください♪
結構水分調整が難しかった!ミストで調整しましたが、最終的な生地がなんだかいつもより手についてきていつもよりベタつくなぁという印象…ということは、ちょっと水が多かったということでしょうか??
スキムミルクも乳なので
手が温かい方だと、
どろっとしてしまいやすいのかも!
あたたかい手でこねる場合は、
仕込み水を600w30秒ではなく、
もう少しぬるくしてもいいかもですね。
注意点としては、
- レーズンはお湯をざっとかけて、ふっくらするようにふやかしておく
生地の20%以下の量のレーズンにする(200gの米粉量なので20gまで)
この2点に気を付けて頂ければOKです!
レーズンはどうしても乾燥している食べ物なので、
生地の水分をすいとります。20%以下量から、まずはスタートですね。
でもレーズン好きなら
たっぷりレーズンいれたいですよね♡(笑)
ざっとお湯をかけるよりも、小鍋に湯をふつふつさせておき、
そこにレーズンをいれたザルで5分ほどふやかす・・・
という方法もあります!
その方が「ふんわりふっくら」レーズンがしてくれるので、
粉量にたいして10%以上入れても水分もっていかれにくいですよ♡
米粉について


HPを確認したところ、「うるち米(国産)/トレハロース、増粘剤(HPMC)」が原材料ですね。
公式ではでこの米粉を使用したレシピが記載されていました。
米粉にたいしての水分量の比率をみるかぎり、
ホームベーカリー用ではない米粉(ミズホチカラ)と変わりがそこまで内容には感じています。
ただ、どれほど米粉が水をすうのか、ちょっと確認はしたほうがいいかな、と。今おうちにミズホチカラはありますか??(パン用の)
- お水とパン用ミズホチカラを例えば5gと5gで同量でまぜてみる。
- そして写真のホームベーカリーようも、5gと5gで同量でまぜてみる。
固さのちがいを調べておくと安心です。
もしパン用ミズホチカラを例えば5gと5gで同量でまぜたものより、「ゆるい」場合はレシピよりも米粉をたす必要がある。「かたい」場合は水をたしていく必要がありますね!
水分の調整、米粉の調整の仕方については、フライパンパンのQ&Aをみていただくとかいてあります!(^^♪

使ってくれたのは、このCGCグループの米粉でした。
焼き上がりはどうだったかというと…

高さがだいぶ差が出ていますね!
右…ミズホチカラ
左…CGCの米粉
「パン作れますよ」ってかいてある米粉をつかっても、結局すご~く固い、というかずっしり重たいパンが焼きあがることは、本当に米粉界隈ではあるあるです。米粉教室が「ミズホチカラで」と指定しているのも、こういう理由なんですよね。
重たいパン=よく水を吸う。
吸水率がたかいと、水を何回もたさなきゃいけない生地になる。水をたすということは、重たくなりますね、そしてういろう化します。
CGCに関しては、パンにつかえると書いてはあるようですが、料理・・・お好み焼きやたこ焼き、てんぷら粉につかうといいかもですね☆彡
保存は基本的に常温でいいかと思います。冷蔵庫のなかは湿気がある&匂いうつりのリスクもあります。真夏はイーストが劣化するのでイーストのみ冷蔵庫にお願いしていますが、これから秋~冬は全ての材料常温でOKです!
おくったものは開封した材料ですので、録画受講であった場合は材料が届いて1か月半以内くらいに使い切ってほしい(録画をみてつくってほしい)です♡
パッケージに「お菓子用」と記載されている場合は、基本的にパンに仕上がりません。(ふにゃんとした、頼りないパンに仕上がる)
ただ「パンにも、お菓子にも使えます!」といわれている商品であれば、米粉パンは焼けます。今回の基本の丸パンのように「ふんわり」小麦粉パンに近い食感で焼きたい場合は、この製菓用米粉もいいかもです。
ZOOMオンラインレッスン中にご紹介した、米の粉。
ミズホチカラの品種をかってくださいね、
とお話したところ生徒さんが入手したのがこの商品!

ミズホチカラを「使用した」ブレンド米粉です!
なので私のミズホチカラ100%の米粉レシピと水分量がかわってしまいます!
(米粉によって、水を吸収する力が違うのです)
もちろん、このような商品でもパンはつくれます!
ただ、ミズホチカラ100%使用のパンレシピと
仕込み水の量が変わってしまうので
そこは自分で水分調整(多くしたり、少なくしたり)が必要になりますね。
砂糖について








生徒さんレポ:牛乳とはちみつに置き換えてみましたが、牛乳165gとはちみつ6gにしましたがちょっと水分少なかったですし、ハチミツ感が少なかったのでもう少し増やそうと思いました。
基本の丸パンを、アレンジしてくださってますね!
はちみつが6gは少ない。けっこうハチミツ感はたしかに薄いですよね♪
また牛乳100%は逆に固くなることがあります。
ためしに、、、こちらで試してみてください
↓
パン用米粉:240g
はちみつ:25g
牛乳:150g
水:85g
塩:2g
サイリウム:8g
油:大さじ1
イースト:3g
粘度の高い糖類試したことなく上手くいくかな??
シンプルにまずは砂糖の量を練乳にしてみてください!
ただいつもの粉量200くらいに
大さじ1だとあまり甘味や
ミルキーさはないから大2は欲しいですね!
イメージこんなかなぁ。
↓
パン用米粉:240g
練乳:25g
牛乳:150g
水:85g
塩:2g
サイリウム:8g
油:大さじ1
イースト:3g
↑ホールミルク想定。
はちみつパンを同量練乳におきかえるイメージ。
はちみつと粘り気にてるかな?
とはいえ、練乳ねばりもメーカーさんによりますよね!
だから水分は毎回じぶんで調整。
水分の調整方法はコチラ参考に。
今回は水分量を合わせるために、粒状砂糖にしてもらいました。
みんなに人気の砂糖ははちみつだと後をひく甘さがあるのと、はちみつの味!で食べる感じかな。てんさい糖はパンの味を邪魔しない砂糖味ですね^_^
パンに対しての砂糖量は、
食パンが5~6%、ドックロールが8~10%、菓子パンが18~25%、スイートロールが20%みたいなイメージ。
子どもが甘さを感じるのは生地に対して10%こえたあたり。甘さを生地にいれてしまうか、あとづけジャムで甘さをとるか、、、悩みどころですね。ジャムの砂糖量にもよりますが、「今回のパンは甘さをとりたいのか?栄養を取りたいのか?子供好みにしてあげたいのか?」目的に合わせて考えましょう!
そして砂糖をいれると、パンの焼き色がつきやすくなる特徴もありますよ^_^
材料1つ1つに意味があります。砂糖は悪ではありません。悪いのは、「量」ですね♪
イーストについて
私が皆さんにおくる材料は、秋~冬の場合は常温でもいいと思います。(1か月以内に使い切るし、外気が寒いので)
ただ、春~夏はあついのですぐ使う分は冷蔵庫、
しばらく(1位か月以上)つかわない分は冷凍庫にいれておくのがお勧め。

コチラの商品のように、
「常温でも保存出来るけど25℃以上の場所に置いてあると発酵が弱まる」
そんなイーストも売られています。
「イーストはどう保存する?」といっても
- どのイーストメーカーなのか
- 今の季節は?
- 今の湿度は?
によって条件が異なります。
まずは自分でイーストを買う場合は、必ず裏の「保存方法」を確認ください。


イースト保管をきちんとしていれば(温度管理)
このように天然酵母のイースト(最上部の黄色いイースト)でも
問題なく焼けますね!

もちろん、使えます!
「白神こだま酵母ドライ」は、直接粉を入れるのではなく、あらかじめぬるま湯に溶かしてから使うものです。(G、とかいてあるものは、ぬるま湯に溶かさずに使えます)
ただ、同じ酵母量だと、安定した発酵力をもつインスタントドライイーストが短時間で発酵します。
インスタントドライイーストと同じような発酵時間で作りたい場合は、白神こだま酵母を1.5倍量に。
ただし、粉量の2%を超えてしまうと、酵母の風味が強く出すぎるのでおすすめしません。
▷基本の丸パンでいえば、粉150に対して2%は3g。でも同じ発酵時間15分にするには、白神こだま酵母を1.5倍量=4.5gにしなきゃいけない、、、でも4.5は2%の3gこえてる!
▷解決策
レシピ記載の水(チンしたもの)のうち10gほどに、白神こだま酵母3gをいれ、溶かす。
あとは残り水をつかい、レシピ通りの材料でつくる。発酵時間だけ長めの30分くらいにしてみる。
ですかね!
計算問題になってきましたね(笑)
実際にはぬるま湯に溶かして使う&
発酵時間がちょっと増えるだけで、
そんな難しい話やないですよ♡
では米粉パン慣れたら、ぜひ使いましょう!笑
仕込み水について
夏場の暑すぎるキッチン、であればそれでもいいかもせんが、
レッスンでは1年を通してレンチンしてから仕込み水を使う
事をお勧めしています。
というのも、米粉パンは発酵をはやくすまして焼き上げないと、どんどん米粉のでんぷんから水分がぬけて蒸発してしまうから。
【生地づくりに時間がかかると何にデメリットか】
- 生地が冷える(生地がゆるくなり、米粉を足し、混ぜるを繰り返すことでどんどん時間が経つ)
- 生地が冷たいから発酵に時間がかかる
- 時間がかかった分、米粉のでんぷんから水分が抜けて乾燥してしまう
全てに影響してきます!
なるべく生地作り~焼成まで早く終われるように、
少し人肌にあたためてから、仕込み水として使用することをお勧めします!
うちは普段飲むのは低脂肪乳派なのですが、ミルク感ほしかったらやっぱりホールミルクの方が良いですか??
めっちゃミルク味!にするなら、油はバター・牛乳またはスキムミルク・練乳もありですね。
練乳は甘さもミルキーさも確実にUPします。
人によって求めるミルク感がちがいますが(笑)、
練乳おすすめですね♪
また牛乳100%の水分量はパンが固くなることもあります(固形分がはいってるから)。
その場合は牛乳00%ではなく、
水を含めると効果的です。
生乳100%は、乳固形分10%前後。
乳脂肪分のみを調整し、乳脂肪分0.5%以上1.5%以下のものは「低脂肪牛乳」という扱いになるそうです。
水が100gのレシピの場合、理論上はホールミルクは1.1倍にする必要があり、低脂肪だと1.01倍にするということですね(^^♪
サイリウムについて
もっと手作りしたい!そう思ってもらえて嬉しいです♡グループLINEでの皆からの回答にもあった通り、富澤商店のサイリウムがお勧めです♪100g入りの少量から試すのもいいですね。基本の丸パン150gの量であれば、20回ぶんくらいもちます。
おからパウダーでしたら、スーパーで手に入りやすいサイリウム代用品になります!詳しくはこちらの記事に記載したのでご覧ください♪
具材について
クリチ&ブルーベリーの“巻き込み”ポイント
・ベリーは解凍しない(凍ったまま)。袋の霜はサッと落とす。
・ベリーに米粉 or 片栗粉 小さじ1〜2を軽くまぶす(色にじみ&沈み防止)。
・クリチは冷えたままでOK
・巻き込みは一次発酵後〜成形のときです。
<成形方法の例>
・生地を四角にのばす → クリチを薄く全体に → ベリーを全体に点在 → 手前からきつめに巻く → とじ目はしっかりつまみます!
<焼く時>
・焼成はいつもより+3〜5分。ベリーが冷たい分、中心まで火を通す。
二次発酵はやや長め(+5〜10分)様子見。
型焼き推奨(パウンド/食パン型)で形が安定します!

パンにレーズン入れる場合は、
柔らかくしてから入れると美味しいです!
レーズンが入ると、ぱんにレーズンの甘みがはいりパン生地の甘みも増します。
レーズンを柔らかくする方法ですが、
水で戻すと時間がかかるので・・・
熱湯をさ~っとかけるのが手軽ですね!
- また米粉のフライパンパンにする場合・・・生地作りがおわったタイミングで、まずはフライパンに1/3の量をながしこみます(プレーン)
- そこにレーズンをまんべんなく散らす。
- そしてまた1/3の量の生地をながす。
- レーズンをちらす。
- 最後に1/3の量を流し込み完成です!
このようにレーズンを「サンドイッチ」
することによってどこを食べてもレーズンがある!
というバランスのいい米粉パンになるんです^^

ヒアリングした結果、冷凍の揚げ物を解凍し、揚げずにパン生地のなかに具材として包んだとのこと。
冷凍品は解凍しただけで水分おおい傾向ですよね。
失敗しないのはパンはパンで焼き、
揚げたカツを挟むだけど、(パンはふんわりだし、カツはザクザクだし)
中に入れたい感じでしょうか??
であれば中に封じ込めるよりかは、
まんなかにくぼみをつくった生地にカツをのせる。
ソースやチーズかけてやく。ですかね!
コロッケパンって見たことありますかね??
あれも中にコロッケがはいってるのではなく、
パン生地の「うえに」のせてるんですよ!
油分のある具材をうえにおいておくことで、
パン生地に油がうつりすぎず、またオーブン熱も衣にあたるので衣もさくさく。
一石二鳥ですね!
衣がついたパンは、
・パンはパンでやき、衣の具材ははさむ
・上にのせてやく
どちらかのパターンが主流です。
パン屋さんも、そんな観点でみてみるとおもしろいですよ!
生のベーコンや、生の肉は水分量が多いです。
そのためパン生地に混ぜ込むと、
肉の水分がパン生地に付着して
餅のようになる可能性もあります!
- ベーコン
- 生肉
- 水分のおおい惣菜
- 生パン粉のついた揚げるまえの揚げ物
こちらは米粉パンの具材として使う場合は「熱を先に通して、余分な水分をとばしておく」ことが大事です!

↑揚げるまえのフライをいれたことにより、生地のまわりがややねっちょりする。ボリュームにかけたパン生地になる。
- ベーコン…玉ねぎと一緒に先にフライパンで炒めて水分を飛ばす
- 揚げ物…揚げた状態で用意する(粗熱はとる)
水分をとばす、ということがキーワードになります!
ここに回答を入力
ここに回答を入力
ここに回答を入力
ここに回答を入力






